オメガ・レゾンの人工知能について【11.問題処理例(比重)】

問題の型を識別し、問題を処理するための手順やキーパラメータを検索して処理を進めていきます。図では物体の比重を求める問題を検出し、処理プログラムを起動しています。物体の比重を求めるためには物体の重さと体積に関する情報が必要となるので当該情報を知識の中から検索し比重を求めています。本例では最初の検索で処理に必要な情報が全て獲得できた例ですが、検索により必要なキーパラメータの情報が得られない場合は、キーパラメータの情報を獲得するための処理プログラムを起動して必要な情報を獲得していきます。例えば物体の体積に関する情報が無い場合は、体積を求めるために物体の形状と物体の寸法を検索する処理プログラムを起動して体積を求める処理を行います。一般的に解ける問題は図6に示すように段階的に処理を展開していくと、ある段階においてキーパラメータの検索が完了するので、高段階から条件が逐次、確定していき最終的に当初設定した問題が解けることになります。

 

問題処理(比重)

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