オメガ・レゾンの原理

オメガ・レゾンの提供する人工知能アルゴリズム(注1)の仕組みは、まず言葉(単語)を覚え登録するところから始まります。丁度赤ん坊が周囲の大人のしゃべることを聞きながら言葉を覚えていくように、入力された文章を元にデータベースを拡充していきます。
このとき言葉の単語、品詞を分析し文の構造(主語、主語の修飾、述語、述語の修飾(5W1H))に整理して登録します。

例えば「私は先生です。」と言う文章を、

私:代名詞-主語
は:助詞-主語(の一部)
先生:名詞-述語
です:助動詞-述語
。:句点-文の最後

のように、文要素に整理して記録することにより情報を連想記憶システム的に記録・検索することができます。
同様に主語「私」に関する情報を逐次増やしていきます。

「私はスポーツを教えています。」
「私はテニスが得意です。」
etc.

情報には定量的な数字が含まれていても勿論かまいません。

「私の身長は178cmです。」
etc.

このように情報を増やしていくことで「私」のプロフィールが形作られていくことがおわかりいただけると思います。
このように形成されたプロフィールに対し、質問をすることも可能です。

例えば、

「あなたの得意なスポーツはなんですか?」

との問いかけに対し、蓄積された情報を検索し、

「私の得意なスポーツはテニスです。」

と答えることが可能になります。

以上の仕組みを模式的に図で表すと下図のようになります。

構成